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- 2023.04.04 Tuesday
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2023年3月13日 AM7:20
バウちゃん(15歳と2か月)が虹の橋を渡りました。
喪失感溢れてますが、今の記憶を残します。
以前から治療してました腎臓の数値は正常数値に戻りました。
腎不全の治療と同時に気になってたのが、
脾臓にあった腫瘍。
経過観察して、少し大きくなってきたので、院長先生から手術の提案がありました。
このまま放っておくと貧血が酷くなり、2〜3週間持たないかもと言われました。
バウちゃんはまだ体力があるし、脾臓は摘出しても、問題ない臓器だということで、苦渋の決断でしたが手術の道を選びました。
10日後の3月3日手術の日。朝9時に病院へ。
手術前の検査でも問題なかったので、手術確定。バウちゃんを病院に預けて、私は仕事へ。
12時前に病院から電話。なんか嫌な気がした。バウちゃんが鼻血出て、目も泳いでると。今、鎮痛剤を打ってるので、5分以内に手術をするかどうか決めてください。とのこと。
またもや苦渋の決断。。どうしよう。。
もう涙も堪えながら、悩みました。
その時、思い出したのは妻のことでした。
8年前、妻も腹部の腫瘍が大きくなり、手術が出来ない状態でした。その時、先生に言われたのが「諦めず、抗がん剤をすれば、まだ大丈夫。」その会話を聞いて、まだ生きれる!と喜んだ僕。
しかし妻の返答は違いました。「あんな苦しい抗がん剤はもうしたくない。。」と。
15年一緒にいて、何も妻の気持ちを分かってなかったと、完全な自己嫌悪に陥りました。
バウちゃんの決断について、テンパって、自身で判断出来ない僕は、この経験を哲学として、判断するしかありませんでした。鼻血もバウちゃんからサインだったかも知れない。痛いことはしたくないよね。手術は中止。
それからはまあ足が少しもつれてたけど、歩行も出来たし、食事もあり、元気でした。
手術予定日から5日後の3月8日。
ペットシーツが染まるくらいの大量の鼻血。そして癲癇の症状。急過ぎるし、もうダメかと思いました。深夜、院長先生に連絡しましたが、止血剤もしてるので、バウちゃんの免疫力しかないと。。
翌朝、なんとか鼻血が止まりました。しかしもう歩けなくなり、食事も流動食のような感じでした。それから息が荒くなり、クークーと辛そうに泣いてました。
ちょっと辛そうだったので、睡眠薬も併用して、痛みを和らげてました。呼吸が荒く、痰が絡まったような息をし出して、その後息が楽になったと思ったら、すーっと息を引き取りました。
でもバウちゃん。たまたまこの機会に5年ぶりに東京から義姉家族も帰ってきて、私の家族、両親、弟家族、叔父さんたち総勢20人くらいが会いに来てくれて、人間並みにみんな集まってくれました。バウちゃんは幸せもの。それだけ皆んなに愛されてたんやね。
私事ではありますが、数年前に再婚しました。
今の妻も最初は冗談で、「バウちゃんはライバルやな」とか言ってましたが、本当以前から一緒にいるかのように接してくれました。また義父母もいつもバウちゃんのおやつを買ってきてくれたり可愛がってくれました。おかげで、仕事場にもバウちゃんを連れて行くことが出来て、24時間一緒に過ごすことができました。
みんなに感謝。それはバウちゃんも幸せだったかなと。
私の経験上では死=不幸
苦しい、辛いけど、不幸ではないと思う。
バウちゃんとの思い出話ができる家族もいるし、友人もいる。
楽しかった思い出もあるし、僕が知らなかった話を聞くこともあると思います。
それで、たくさんバウちゃんの話をして、天国にいるバウちゃんに聞いてもらおうと思う。
僕が辛いとバウちゃんも辛いだろうしね。
バウちゃん。本当に楽しい時間をありがとう。
まあ向こうの世界で、妻と会ってるかな?
さおりちゃん。バウちゃんそちらに行ったから、宜しくね。